8/25(金) 第17回 SYLP Meeting いぬのせなか座 開催のお知らせです

第17回 Support Your Local Poet Meeting いぬのせなか座
「詩は、なんでこんな格好をしているのか」
ー河野聡子『地上で起きた出来事はぜんぶここからみている』、鈴木一平『灰と家』刊行記念

マラルメやゴムリンガー、新国誠一や北園克衛をはじめ、最近では吉増剛造や最果タヒなど、古今東西さまざまな詩人たちが、言葉をふしぎなかたちに並べ紙面をデザインしてきた。
彼らの試みは視覚詩や具体詩、タイポグラフィなどと呼ばれ、詩の本筋からいくらか外れたもののように捉えられがちだ。でも、詩というものがどのように書かれていくか、その現場を考えてみると、ふつうの改行詩はもちろん、文章を書くことそのものが、言葉と言葉をどう並べつないでいくかの試行錯誤として見えてくる。
もしかしたら詩は、言葉を、思考を、経験をレイアウトしていく芸術と言えるのかもしれない。
昨年から今年にかけて、特殊な編集・デザインでそれぞれ刊行された、河野聡子と鈴木一平の2冊の詩集。その制作・発行元であるグループ「いぬのせなか座」が、「TOLTA」代表の河野聡子との対話やパフォーマンスを通して、いまあらためて、詩との新しい(本当の?)接し方を、考えてみる。

日時:2017年8月25日(金)19:00-21:00(開場18:30)
会場:スパイラル9F「スパイラルルーム」
出演:いぬのせなか座(鈴木一平、なまけ、山本浩貴+h)、河野聡子
料金:1,500円
定員:40名
主催:オブラート
協力:スパイラルスコレー
会場アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前。もしくはB3出口より渋谷方向へ1分。http://www.spiral.co.jp/a_map/

【ご予約】
info@oblaat.jp までご氏名をお知らせください。 いぬのせなか座の回ご希望の旨明記をお願いします。

【出演者プロフィール】
いぬのせなか座
山本浩貴とhによる制作ユニット=山本浩貴+hを中心に、『ユリイカ』や『現代詩手帖』などでも活躍する詩人の鈴木一平、作家のなまけによって、2015年に結成されたグループ。言語表現を中心に、演劇や絵画や映像、デザインなど、様々な表現ジャンルを複数人で議論・制作することで、〈私が私であること〉あるいは〈私の死後に向けた教育の可能性〉といったテーマを、なるべく日常的に考えつづけていく。書籍『いぬのせなか座』の刊行や、パフォーマンスの上演のほか、『ユリイカ』『文藝』などに論考を寄稿。2016年11月には、グループ内外の著者による本を編集・デザインする過程、それが読まれる過程を通じて新たな共同制作の技術や場の生成、伝達を試みるシリーズ「いぬのせなか座叢書」を創刊。現在2冊の詩集を刊行している。http://inunosenakaza.com/

河野聡子
ヴァーバル・アート・ユニットTOLTA代表。SF的物語をベースにした連作から、実験的な詩集まで制作。刊行詩集に『時計一族』(思潮社、2007年)『やねとふね』(マイナビ出版、2015年)他。書評や論考、エッセイを文芸誌、新聞等に寄稿。実験音楽のユニット「実験音楽とシアターのためのアンサンブル」でも活動中。




8/2(水) SYLP番外編 永方佑樹 ラハティ・ポエトリーマラソン2017帰国報告会

Support Your Local Poet Meeting 番外編
ラハティ・ポエトリーマラソン2017帰国報告会

2017年で、35周年を迎えるフィンランドの中都市ラハティ市で開催されてきたラハティ・ポエトリーマラソンに参加を果たした詩人・永方佑樹と、ダンサーの藤井千佳子によるトーク・セッション。今回は、同じくラハティ市で歴史の深いラハティ国際作家の集いに招聘された小説家・劇作家の古川日出男氏をゲストに迎え、ラハティ市で同じ時を過ごした作家陣三人がフィランド滞在の日々をヴィヴィッドに語ります。

日時:2017年8月2日(水) 19:00〜21:00 (開場 18:30)
会場:スパイラルルーム (スパイラルビル9F) 東京都港区南青山5-6-23
出演:詩人 永方佑樹
   ダンサー 藤井千佳子
ゲスト:小説家・劇作家 古川日出男
企画:Valo ja aurinko!! せきねちか (オーガナイザー・プロデューサー)
協力:フィンエアー
後援:フィンランド大使館

料金:1,500円 (定員40名)
主催:オブラート
協力:スパイラルスコレー

アクセス:銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前。
http://www.spiral.co.jp/a_map/

【ご予約】
info@oblaat.jp までご氏名をお知らせください。 「ポエトリーマラソン帰国報告会」の回ご希望の旨明記をお願いします。

永方佑樹
詩人。パリ第8大学大学院社会学部登録中に書店で手にした『枕草子』に感銘を受け、改めて日本の文学と文学表現を学ぶため帰国。慶應義塾大学大学院文学研究科国文学専攻にて古典日本文学を研究。2012年第一詩集『ものさびしの、ハナ』(土曜美術社出版販売)。同年第21回詩と思想新人賞受賞(受賞時、永方ゆか)。2016年、日本語の三つの表記、ひらがな・カタカナ・漢字の特性を「表記のグラデーション」にてあぶり出す事を目指した第二詩集『√3』(思潮社)を刊行。近年では、テキストとしてだけではない、詩の新たな表現を目指して、映像や音、コンテンポラリーダンサーとのコラボレーションによるポエトリーパフォーマンスやサウンドインスタレーションに、その活躍の場を広げている。

藤井千佳子
ダンサー。東京生まれ。日本のフランス菓子界のパイオニア的存在を父に持つ。
幼少の頃から、モダンダンス、ジャズダンスを学び、コンテンポラリーダンスに魅かれ1993年渡英。イギリス、ロンドンのTrinity Laban Conservatoire of music and dance(旧ラバンセンター)にてBA(Hons.) Dance Theatre (学士) を取得。
東京に帰国後、様々な振付家、表現者達のプロジェクトベースのパフォーマンスに参加しはじめる。
コンタクトインプロビゼーションをはじめ、画家とテキストとのコラボレーション作品や、聾唖者との手話を使ったダンス作品、演奏家とダンスとの即興セッションなどを展開している。
最近では、ブリュッセルを拠点にしているローザス設立メンバー・池田扶美代主宰のキッズのためのワークショップに、アシスタントとして参加。
また、作曲家のミサワマサノリ, 15min recordsと共にテキスト、電子音楽、ダンス、映像を使ったコラボレーション作品を試みるなど、活躍の幅を拡げる。

古川日出男
1966年、福島県生まれ。98年『13』で作家デビュー。2002年『アラビアの夜の種族』で日本推理作家協会賞および日本SF大賞を受賞。同作は07年『月刊PLAYBOYが選ぶこの10年のベスト・ミステリー』第一位にも輝いた。06年『LOVE』で三島由紀夫賞を受賞。古川版「源氏物語」ともいえる『女たち三百人の裏切りの書』で15年に野間文芸新人賞、および16年に読売文学賞(小説賞)を受賞。

せきねちか
Valo ja aurinko!! 日本代表・オーガナイザー、プロデューサー。
大学で哲学を学び、渡英。ロンドン、Central Saint Martin’s College(BA Graphics)に1年間所属。中退後、自身の絵を描き始める。N.Y, ミラノ、アルプスを旅し、2002年に帰国。帰国後は、出版社勤務の傍ら、個展多数開催。音楽家と共に、展覧会のテーマに沿った音楽会の企画多数。2015年には、リフレクソロジストの矢菅沙織氏主宰の『はじまりのkimidori』にて、子供たちと大きな木を作るワークショップを開催。同年夏からは、赤城自然園の『森の写生会』講師を務める。
昨年、地元さいたま市で初めて開催されたさいたまトリエンナーレでは、市民プロジェクトとして、1日限りの展覧会と音楽会を、ミュージシャンの鈴木広志(Sax)と、田中庸介(Guitar)と共に開催。

〜〜〜本プロジェクトに参加までの経緯〜〜〜

本年、二月、フィンランドの中都市ラハティ市で初めて開催されたLahti Design Weekで、招聘作家として、地元ラハティ市出身のドローイング作家Lauri Valolaと、小さな芸術家Selja Puolakkaと共に、グループ展『KOLMEN MIELEN MAAILMOJA』(『3つの心の中の世界』)に参加。地元ラハティ市の人たちと交流する。
ラハティ市の滞在中、セレクトショップのPetit St Louisで、デザイナー兼オーナーのToni & Heidi Putulaの二人のメッセージT-シャツ“Support Your Local” (あなたの地元を応援しよう!)に出会う。
地球上に遠く離れて存在する“さいたま市”と“ラハティ市”で時をほぼ同じくして開かれたアート・デザインの町の祭典に参加して、“Support Your Local”のメッセージに出会ったこと。時を同じくして、「亡き父が、35年間続けてきたラハティ・ポエトリーマラソンに日本とフィンランドの交流イベントを開催してほしい。」と、ロンドン時代の友人でフィンランド国会議員のVille Skinnariに依頼されていたこと。それが、東京の”Support Your Local Poet Meeting“と繋がり、Lahti Poetry Marathonでの日フィン文化交流イベントを企画、先月6月の開催に至る。
人と人との想いを繋げる。心の中心はどんなに離れていても繋がっている。
「世界に虹を架ける」
今は亡き親友で音楽家の本田裕也の言葉を受け継ぎ、アートと音楽、自然と宇宙、“繋がっていること”“繋がれること”、そして“共有できる”ことをテーマに、白夜や、オーロラの国〜光〜Valo〜をフィンランドに、日出ずる国〜太陽〜aurinko~を日本に見立て、その永遠なる循環する関係性を私たちの文化交流のメッセージとして、“Valo ja aurinko!!(バロ・ヤ・アウリンコ!!)を立ち上げ、活動を開始。今回の帰国報告会は、その第一弾のプロジェクト“Support Your Local x Japanese Poet”の確かな心と心の振動の記憶を皆さんにお伝えすることを目的としたい。




6/16(金) 第16回 Support Your Local Poet Meeting 渡邊十絲子 開催のお知らせです

第16回 Support Your Local Poet Meeting 渡邊十絲子
「詩の背中を撫でる」

詩のことばと詩じゃないことばは、どこが違うのでしょう? それがわかると、詩はぐんぐん読めておもしろくなります。ちょっとしたレクチャーとことばのゲームで、詩を体感してください!

日時:2017年6月16日(金)19:00-21:00(開場18:30)
会場:スパイラル9F「スパイラルルーム」
出演:Poet 渡邊十絲子
料金:1,500円
定員:40名
主催:オブラート http://oblaat.jp/
協力:スパイラルスコレー
会場アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前。もしくはB3出口より渋谷方向へ1分。http://www.spiral.co.jp/a_map/

【ご予約】
info@oblaat.jp までご氏名をお知らせください。 渡邊十絲子の回ご希望の旨明記をお願いします。

【出演者プロフィール】
渡邊十絲子 わたなべ・としこ
1964年東京生まれ。詩人。詩集に『Fの残響』『千年の祈り』(以上、河出書房新社)、『真夏、まぼろしの日没』(書肆山田)。書評集『新書七十五番勝負』(本の雑誌社)。エッセイ集『兼業詩人ワタナベの腹黒志願』(ポプラ社)。詩論集『今を生きるための現代詩』(講談社現代新書)。書評を数多く執筆。『東京新聞』に書評コラム「気になる新書」を月一回連載中。また、共同通信社から全国の地方紙に配信される書評コラム「読んでナルホド」(新聞によっては独自タイトルに変更)を五週間に一度連載中。ほかにレギュラーで書評を書いている媒体は、「婦人公論」「週刊新潮」など。詩を読む・書くワークショップをあちこちで不定期に開催している。




[ 完売 ] 3/23(木) 第15回 Support Your Local Poet Meeting 御徒町凧 開催のお知らせです

[ 完売 ] 定員に達したため予約締切となりました。

第15回 Support Your Local Poet Meeting 御徒町凧
「詩の朗読とちょっとしたお芝居」

詩人・御徒町凧による詩の朗読と、ちょっとしたお芝居の会です。御徒町の脚本によるお芝居が、詩の朗読会と絡み合います。共演は、気鋭の演劇集団「オーストラ・マコンドー」。一夜限りの、変な朗読会。必見です。

日時:2017年3月23日(木)19:00-21:00(開場18:30)
会場:スパイラル9F「スパイラルルーム」
出演:Poet 御徒町凧
Guest 後藤剛載(オーストラ・マコンドー)、石橋菜津美、森本華(ロロ
料金:2,000円
定員:40名
主催:オブラート http://oblaat.jp/
協力:スパイラルスコレー
会場アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前。もしくはB3出口より渋谷方向へ1分。http://www.spiral.co.jp/a_map/

【ご予約】
info@oblaat.jp までご氏名をお知らせください。 御徒町凧の回ご希望の旨明記をお願いします。

【出演者プロフィール】
御徒町凧 (おかちまち かいと)
1977年東京生まれ 詩人。2006年第一詩集『人間ごっこ』を刊行。
以後の詩集として『いつも、ミシン』(07年)『人に優しく』(09年)『朗読会の記録(一)家具』(10年)『朗読会の記録(二)道路』(10年)『朗読会の記録(三)空気』(11年)『砂の言葉』(16年)がある。
また、森山直太朗の楽曲共作者としてほぼすべての作品の作詞を手がけ、2008年「生きてることが辛いなら」で「第50回日本レコード大賞作詞賞」を受賞。
演出家としても森山直太朗のライブステージの構成・演出を担当する他、2005年に森山直太朗音楽劇劇場公演『森の人』、2006年には「カイトボックス」名義で演劇舞台『なにげないもの』、2012年には森山直太朗劇場公演『とある物語』を作・演出。
2009年には劇場映画『真幸くあらば』で監督を務め、同作は第22回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門にノミネートされた。

オーストラ・マコンドー
2010 年、演出家・倉本朋幸を中心に結成された演劇プロデュース・ユニット。
より多くの人々が演劇を通して人生を豊かに、幸せなものになって欲しい。
その想いが創作に挑む原動力となっている。
2014年6月、劇団化を決行。
俳優として、後藤剛範、カトウシンスケが、ミュージシャンとしてMOGMOS、制作として山口ちはるが所属する。




1/7(土) 谷川俊太郎 ✖ 覚 和歌子 ライブ対詩 Vol.6 開催のお知らせです

谷川俊太郎さんと覚和歌子さんが数行ずつ交代で一編の詩を書く「ライブ対詩」その6。
ライブでの対詩は世界でも初の試み。
目の前で詩が生まれていく真剣勝負を目撃してください。
詩人がいかにして詩を創作するのか。
詩人とはどんな人たちなのか。
詩と詩人を身近に感じられるイべントです。

「対詩」とは、複数の詩人がリレー形式で詩を書いていく「連詩」の2人バージョン。谷川さんと覚さんが一対一、互いの書いた言葉を受けて3行から5行の詩を交互に創作していきます。

当日は、谷川俊太郎さんと覚和歌子さんにちなんだ特別ドリンクを販売します!
■谷川俊太郎さん特別ドリンク:本格焼酎百年の孤独
■覚和歌子さん特別ドリンク:ジンジャーコーヒーとホットジンジャーハチミツレモン

「谷川俊太郎 ✖ 覚 和歌子 ライブ対詩 Vol.6」
詳細は谷川俊太郎 ✖ 覚和歌子 ライブ対詩 Vol.6でご確認ください

出演:谷川俊太郎、覚 和歌子
会場:代官山 晴れたら空に豆まいて
時間:開場11:30 開演12:30
料金:前売3,000円 当日3,500円(ともに1ドリンク付)

備考:
・整理番号順入場(店頭予約、各種プレイガイド並列入場)
・会場は畳敷き(椅子席あり)
・乳幼児入場不可

晴れ豆メールでのご予約
晴れ豆電話でのご予約
peatix:受け付け開始 12/11(日)
ぴあ:受け付け開始 12/14(水)
Pコード:634679
イープラス:受け付け開始 12/14(水)




12/5(月) 谷川俊太郎 ✖ 覚 和歌子 ライブ対詩 Vol.5 開催のお知らせです

160924谷川俊太郎さんと覚和歌子さんが、数行ずつ交代で一編の詩を書く「ライブ対詩」。
ライブでの対詩は世界でも初の試み。
目の前で詩が生まれていく真剣勝負を目撃してください。
詩人がいかにして詩を創作するのか。
詩人とはどんな人たちなのか。
詩と詩人を身近に感じられるイべントです。

「対詩」とは、複数の詩人がリレー形式で詩を書いていく「連詩」の2人バージョン。谷川さんと覚さんが一対一、互いの書いた言葉を受けて3行から5行の詩を交互に創作していきます。今回、第5回は、対詩ライブvol.4で書いた詩のつづきから始まります。第1回から4回までの詩はスクリーン上にスクロールして上映する予定です。

当日は、谷川俊太郎さんと覚和歌子さんにちなんだ特別ドリンクを販売します!
■谷川俊太郎さん特別ドリンク:本格焼酎百年の孤独
■覚和歌子さん特別ドリンク:ジンジャーコーヒーとホットジンジャーハチミツレモン

日時:2016年12月5日(月)開場11:45 開演12:30
会場:代官山「晴れたら空に豆まいて」
晴れ豆サイト内ライブ対詩vol.5詳細
晴れ豆FBイベントページ
料金:前売3,000円 当日3,500円 ともに1ドリンク付
主催:オブラート
協力:晴れたら空に豆まいて

整理番号順入場(店頭予約、各種プレイガイド並列入場)
会場は畳敷き(椅子席あり)

【ご予約】
チケットぴあ
e+
メール・電話でのご予約(晴れ豆)当日受付清算
ticket@mameromantic.com
tel.03-5456-8880

【出演者プロフィール】

谷川俊太郎:
1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。 1962年「月火水木金土日の歌」で第四回日本レコード大賞作詞賞、 1975年『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、 1982年『日々の地図』で第34回読売文学賞、1993年『世間知ラズ』で第1回萩原朔太郎賞、 2010年『トロムソコラージュ』で第1回鮎川信夫賞など、受賞・著書多数。 詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表。 近年では、詩を釣るiPhoneアプリ『谷川』や、 郵便で詩を送る『ポエメール』など、 詩の可能性を広げる新たな試みにも挑戦している。

覚和歌子:
詩人・作詞家。早大一文卒。多くのアーティストの作詞で作品をCD化。NHK全国学校音楽コンクール課題曲、校歌、合唱組曲等の作詞も多く手がける。92年より国内外各地で自作詩朗読ライブを展開し『朗読するための物語詩』の独自分野で評価を受ける。01年『千と千尋の神隠し』主題歌『いつも何度でも』の作詞でレコード大賞金賞。08年3月、企画・補作・監修した「星つむぎの歌」が土井隆男宇宙飛行士のウェイクアップコールとして大気圏外で使用される。同年5月公開の写真映画『ヤーチャイカ』の原作・脚本・監督(共同監督・谷川俊太郎)をつとめる。09年舞台『届かなかったラブレター』の構成・演出を担当。2012年より震災ドキュメンタリー映画『きょうを守る』の米国各地の上映会に主題歌『ほしぞらとてのひらと』を届け現地との交流を図る。詩集『ゼロになるからだ』(徳間書店)、『海のような大人になる』(理論社)、エッセイ、自唱ソロCDに『青空1号』(04年ソニー)、『カルミン』(09年valb)、『ベジタル』(14年valb)、エッセイ、絵本など著作多数。米国ミドルベリー大学日本語学特別講師。詩作を軸足にマルチな活動を展開。新刊「ポエタロ」(地湧社)、詩集「はじまりはひとつのことば」(港の人)。




11/25(金) 第14回 SYLP Meeting 野口あや子 開催のお知らせです

161128第14回 Support Your Local Poet Meeting 野口あや子
「31音という可能性」

若くして受賞を重ね、幅広い活動で注目をあつめる歌人、野口あや子による朗読とお話の夕べ。ゲストには共同制作「気管支たち」のパートナーである詩人の三角みづ紀さんをお迎えします。
短歌と出会って広がったたくさんの可能性、朗読への挑戦、そのさきに思うこと。

日時:2016年11月25日(金) 19:00〜21:00 (開場 18:30)
会場:スパイラルルーム (スパイラルビル9F)
出演:Poet 野口あや子
   Guest 三角みづ紀
料金:1,500円 (定員40名)
主催:オブラート
協力:スパイラルスコレー
アクセス:銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前。
http://www.spiral.co.jp/a_map/

【ご予約】
info@oblaat.jp までご氏名をお知らせください。 野口あや子の回ご希望の旨、明記をお願いします。

野口あや子
1987年岐阜市生。名古屋在住。第一歌集『くびすじの欠片』で現代歌人協会賞を最年少で受賞。ほか歌集に『夏にふれる』『かなしき玩具譚』。三角みづ紀との共著に『気管支たちとはじめての手紙』。作品執筆ほか、コラボレーション、トーク、散文執筆、講座などの幅広い活動を行う。また朗読にも力を入れ、短歌と映像と音楽のインプロビゼーションユニット「−ミオ−」を結成し、精力的に活動を続けている。2017年、第四歌集刊行予定。

三角みづ紀
詩人。1981年鹿児島市生まれ。東京造形大学在学中に現代詩手帖賞、第1詩集で第10回中原中也賞を受賞。第2詩集で南日本文学賞と歴程新鋭賞を受賞。執筆の他、朗読活動も精力的に行い自身のユニットのCDを2枚発表し、多くの国際詩祭に招聘される。第5詩集『隣人のいない部屋』で第22回萩原朔太郎賞を最年少受賞。美術館での展示や作詞等、あらゆる表現を詩として発信している。2016年8月、第7詩集『よいひかり』をナナロク社より刊行。




10/28(金) 第13回 SYLP Meeting 渡辺玄英 開催のお知らせです

161028第13回 Support Your Local Poet Meeting 渡辺玄英
「この世界の夕暮れで――現代詩文庫『渡辺玄英詩集』刊行記念

ヒリヒリするような言葉の最前線で、社会と対峙しながら詩を書きつづけてきた詩人渡辺玄英。その詩業を集成する現代詩文庫刊行を機に、現代詩というジャンルを超えて、「いま」を体現するそのブンガクの刺激を語り合う!

Poet 渡辺玄英
Guest 飯田有子

日時:2016年10月28日(金)19:00-21:00(開場18:30)
会場:スパイラル9F「スパイラルルーム」
料金:1,500円
定員:40名
主催:オブラート http://oblaat.jp/
協力:スパイラルスコレー
会場アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前。もしくはB3出口より渋谷方向へ1分。http://www.spiral.co.jp/a_map/

【ご予約】
info@oblaat.jp までご氏名をお知らせください。渡辺玄英の回ご希望の旨、明記をお願いします。

渡辺玄英(わたなべ・げんえい)
1960年生まれ、福岡市出身。96年、詩誌「九」に参加ののち、詩集『海の上のコンビニ』(00年)で注目される。詩集『火曜日になったら戦争に行く』(05年)は〈セカイ系詩〉として現代詩の外部でも話題に。この他、詩集に『水道管のうえに犬は眠らない』(91年)、『液晶の人』(97年)、『けるけるとケータイが鳴く』(08年)、『破れた世界と啼くカナリア』(11年)がある。

飯田有子(いいだ・ありこ)
1968年生まれ。歌人。東京女子大学卒業、共立女子大学大学院で本林勝夫氏に師事。「早稲田短歌会」「まひる野」「かばん」などで作歌。2001年に第1歌集『林檎貫通式』刊行。




10/1(土) SYLP Meeting 番外編 妃 kisaki プレゼンツ「ことばの森のエクスタシー」開催のお知らせです

161001Support Your Local Poet Meeting 番外編
妃 kisaki プレゼンツ「ことばの森のエクスタシー」

「雨粒が小さな花を咲かせては/微かな匂いとともに散っていく」(広田修「雨」)
都会派の詩のリトルマガジン「妃 kisaki」がついに Support Your Local Poet Meeting に登場! 18号の発刊を記念して、14人の詩人が多彩な声とことばのパフォーマンスを繰り広げる二時間半。

日時:2016年10月1日(土) 18:00〜21:00 (開場 17:30)
会場:スパイラルルーム (スパイラルビル9F) 東京都港区南青山5-6-23
出演:後藤理絵、長谷部裕嗣、広田修、細田傳造、小谷松かや、宮田浩介、中村和恵、仲田有里、尾関忍、管啓次郎、鈴木ユリイカ、田中庸介、月読亭羽音、瓜生ゆき
料金:1,500円 (定員40名)
主催:オブラート
協力:スパイラルスコレー
アクセス:銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前。
http://www.spiral.co.jp/a_map/

【ご予約】
info@oblaat.jp までご氏名をお知らせください。 「妃」の回ご希望の旨明記をお願いします。

リトルマガジン「妃 kisaki」とは
1989年創刊の詩の雑誌。「ユリイカ」「現代詩手帖」誌の新人賞受賞詩人を中心に、ハイペースで90年代初頭の詩のシーンをシャープに牽引した第一期(1-12号)ののち、十数年のブランクを経て復刊。現在は年一回のペースで刊行を続け、ことばのファクチュアルな美学を意識したボディのある詩を特徴としている。朗読会はノーマイクのリサイタル形式。編集=田中庸介。




9/30(金) 第12回 Support Your Local Poet Meeting カニエ・ナハ 開催のお知らせです

160930「いま、まさに、ここにある、タマネギ——カニエ・ナハ新詩集刊行記念」

9月にそれぞれ新詩集/新展示を発表する詩人と彫刻家。2012年以降、コラボレーションを重ねつつ、隣接するフィールドで供走している二人による、《いま、まさに、ここにある、タマネギ》をめぐる対話(+α)。

日時:2016年9月30日(金)19:00-21:00(開場18:30)
会場:スパイラル9F「スパイラルルーム」
料金:1,500円
定員:40名
主催:オブラート http://oblaat.jp/
協力:スパイラルスコレー
会場アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前。もしくはB3出口より渋谷方向へ1分。http://www.spiral.co.jp/a_map/

【ご予約】
info@oblaat.jp までご氏名をお知らせください。 カニエ・ナハの回ご希望の旨明記をお願いします。

【出演者プロフィール】
カニエ・ナハ
1980年、神奈川県生まれ、東京都江東区深川在住。2010年ユリイカの新人、2015年エルスール財団新人賞〈現代詩部門〉、2016年詩集『用意された食卓』(私家版、2015年)で第21回中原中也賞受賞。装幀家として、暁方ミセイ詩集『ウイルスちゃん』(思潮社、2011年)、『ブルーサンダー』(思潮社、2014年)、他多数。

小田原のどか(おだわら・のどか)
1985年、宮城県仙台市生まれ。美術家・彫刻家。主な展覧会に「群馬青年ビエンナーレ2015」(群馬県立近代美術館)、「still moving」(元・崇仁小学校)など。山田亮太詩集『オバマ・グーグル』(思潮社、2016年)の装幀に彫刻《白い影》を提供。