2月2日(火)

コロナの時代
という詩を書いた。

*最初はこう書いた。

コロナの時代

敵に打ち勝つ戦いは
ある意味簡単だ
武器を持って
隣人を倒せばいいから

過去に打ち勝つ戦いは
そう簡単ではないが
武器は要らない
隣人を許せばいいから

コロナに打ち勝つ戦いは
結構やっかいだ
戦いをやめて
一つになれるかと問うから

戦いに戦いをやめて
愛にかわれるかと
人類の
知恵が試されているから

*次はこう変えた。

コロナの時代

敵に打ち勝つ戦いは
ある意味簡単だ
武器を持って
隣人を倒せばいいから

過去に打ち勝つ戦いは
そう簡単ではないが
武器は要らない
隣人を許せばいいから

コロナに打ち勝つ戦いは
一番やっかいだ
戦いをやめて
一つになれるかと問うから

戦いに打ち勝つ戦いだから
戦いをやめて
愛にかわれるかと
人類が試されている戦いだから

*最後にこうなった。

コロナの時代

敵に打ち勝つ戦いは
ある意味簡単だ
武器を持って
隣人を倒せばいいから

過去に打ち勝つ戦いは
そう簡単ではないが
武器は要らない
隣人を許せばいいから

コロナに打ち勝つ戦いが
一番やっかいだ
戦いをやめて
一つになれるかと問う

戦いに打ち勝つ戦いだから
戦いをやめて
人類が一つになれるかと
愛が試されている戦いだから

***

思ったことが、詩になったかな
と思って、ツイッターにアップしたら

「人類が一つになるのは、こわいですね」
とコメントが入った。

ツレは「戦い」が多すぎるね
と言った。

私は
ハリウッド映画の見過ぎかな
と――。

***

多様性が
いつの間にか
分断を生み

一つにの願いは

全体主義に
向かうのだろうか。

なら
いったい
愛はどこに
棲めばいいのだろう。

クリスマス休戦が
あったように

コロナ休戦が
あれば

と願ったが
甘かったか。

ミャンマーでは
国軍によるクーデターが起きて
スーチーさんが拘束される

分断や戦いを超えるのは
どんな言葉だろうね

ミスター、ローレンス。

今日は節分。
南南東を向いて
恵方巻きにかぶりついたら

菅さんがテレビで
ぺこりと頭を下げて
「素直に」国民におわびして

ミスター、

栃木を除く10都道府県の
緊急事態宣言を3月7日まで
延長すると告げた。

埼玉・飯能
宮尾節子