12月28日(月)

ずいぶん長く眠っていた
雪が降りつづいていた
行為として胃におさめた

眺めていた
しらじらしく声をだした
希望を摂取したらすぐに消えた

受けとめたら走った
横にわたすものは
わたしの景色になった

増えていく水滴
乾いていく部屋
窓枠を額縁にして
そとでおきることは
映画になって流れた
エンドロールに名前がない
どちらかにしてほしい

きみが毎日
わらうから
なんとなく
過ごせていたよね

ふるえる指が
降りつづいていた

北海道・札幌
三角みづ紀