第三波が来たようだ。
昨日、東京では過去最多の感染者数570人を出した
重傷者も死者も増えている
ひとが、ことばになり、やがて数字になる
なまみ、よびかた、かず
それは、痛みから、遠ざかり、麻痺を起こす。
「もう、1000位でても、おかしくないね」
と、数字だから、平気で言える。
ことばを取れば、数字だけが、のこる
もの書きは、数字とたたかう、存在かもしれない
つまりは、麻痺とたたかうのが、ことばの仕事かも
「 節子、それドロップやない、ただの数字や」
みたいに。
「東京都は、酒を提供する飲食店などを対象に、
営業時間を午後10時までに短縮するよう28日から
要請を始めます」*NHKニュース
「感染対策もやって、何とかお客さんも戻ってきたのに。または…
正直きびしいっすね。いくもじごく、もどるもじごく、っすよ。」
と居酒屋の店主。
飲食店の悲鳴が聞こえる――
それなら、とゆうべ、寝しなに
「飲み屋さんが時短するなら、このさい会社も、時短して痛み分け、したらどうかと 思うけど。3時に終業して3時から飲んだら どっちも、飲めて、飲ませて、早めにお帰りできて。いいんじゃないかしら。」と思いつきをツイートしたらば。
今朝、
4リツイート、44いいね、がついていた。
まんざらでも、ないじゃない。
片側ばかりに、要請せずに、
美味しいものは、お裾分け。
辛いときには、痛み分け。で、いきましたい。
感染症対策、人数制限に配慮しながら、会場でのイベントも
再開し始めた矢先、の第三波。こちらも、演者や会場、
ライブハウスが、再び死活問題に直面する。
今夜もひとつ、出演ライブがある。
来てね、といえない、よろしく、としか――
「イデオロギーなんか、どうでもええんや。
とりあえず、マスクだよ、せっちゃん。」と介護職の友人。
アメリカでは、大統領選後のまちで
「Thank you for voting」(投票を、ありがとう)
のメッセージボードを持った人の、映像を動画配信でみた。
これだね。
秋の木々も、明るい色で最後の挨拶をくれている。
大丈夫。未来があるよと、伝えるように。
わたしも電車や、お店や、いく先々で、出会う人、
見かける人に、心の中で、声を掛ける。
「Thank you for the mask」(マスクを、ありがとう)
マスクを着けてくれて、どうもありがとう!
宮尾節子