9月21日(月)

毎年恒例の
若いアーティストたちが作品を発表するイベントをみた
密にならないように
出展作家を絞っていて
その分クオリティも高い
今年変わったのは
見ている自分で
理屈の作品やデジタルの作品には全然反応できない
写真には
被写体の実在を感じる
知らない素材には
作家という他者を介した
実在との出会いを感じる

写真のなかの
小さな人
その
遠さに
こころが矢のように向かっていく

福島の原発がだめになって
毎日線量を見守った
だがいつのまにか
忘れた

秋の連休は大勢のにぎわい
そして次の巣篭もりの入り口
すべてを忘れてきた我々に
それを許さない
みえないなにか

東京・表参道
松田朋春