6月9日(火)

赤い都庁は問題がウイルスから人間側に移ったことの警報で
これから大きくなる綻びを予兆しているのだろう
だれにも解除できないこの状態は災禍というより
百年に一度巡ってくる不思議な季節のようだ

蚊は刺し
装いは軽くなっても
日に焼けた子はいない
マスクは街にあふれている
みんな機械としか話してないのに

東京・世田谷
松田朋春