2月9日(火)


女は

“寝てなさいよ!”と言って

出かけて
いった

モコを抱いて
白い車の後ろを見ていた

青い空の下に
西の山がいた

それから
浜風文庫に

” The door opened of itself. ” *

という詩を
書いた

今日は
松田朋春さんの詩の公開日だったことに気づいて

松田さんにメッセージを送った

広瀬 勉さんのブロック塀の写真 “塀 402:190910″と
工藤冬里さんの詩 “Sphygmomanometer”を

浜風文庫に載せた

昼前
保健所の女性から電話があって

体温と
血中酸素濃度を伝えた

微熱があり
右耳で高音が二重に響いていると

伝えた

空気の日記の最初の頃
谷川さんの”からっぽ”という詩を新聞で読んで

“詩は
からっぽの
平らな皿にのせた
空気か”

と書いた

いま
詩は

生のまんなかにある空気だと

言いたい

夕方
松田さんから”猫”という詩が届いた

猫も

空気のまんなかにいる

    

*twitterの「楽しい例文」さんから引用しました

静岡・用宗
さとう三千魚