朝
女は
“寝てなさいよ!”と言って
出かけて
いった
モコを抱いて
白い車の後ろを見ていた
青い空の下に
西の山がいた
それから
浜風文庫に
” The door opened of itself. ” *
という詩を
書いた
今日は
松田朋春さんの詩の公開日だったことに気づいて
松田さんにメッセージを送った
広瀬 勉さんのブロック塀の写真 “塀 402:190910″と
工藤冬里さんの詩 “Sphygmomanometer”を
浜風文庫に載せた
昼前
保健所の女性から電話があって
体温と
血中酸素濃度を伝えた
微熱があり
右耳で高音が二重に響いていると
伝えた
空気の日記の最初の頃
谷川さんの”からっぽ”という詩を新聞で読んで
“詩は
からっぽの
平らな皿にのせた
空気か”
と書いた
いま
詩は
生のまんなかにある空気だと
言いたい
夕方
松田さんから”猫”という詩が届いた
猫も
空気のまんなかにいる
*twitterの「楽しい例文」さんから引用しました
静岡・用宗
さとう三千魚
さとう三千魚