2月7日(日)

おもいだせない、はんとしまえが
いえ、さんかげつ
へたをすると、みっかまえも
ざるであった、
あたまは

いろんなひと、こえ、もじ、ふうけいが
はいってくる
まいにち、すべりこんでくる
それぞれ、ふしぎな「かげ」になって、

なにがのこるのか
わたしといういれものだけあったって、
「あみ」がなければ、
とおりすぎるだけなのですよ

みえるもの、「かげ」は
がめんごしでも、ビニールごしでも、
やってくる
おしよせてくる
コロナのなかだって、
だが、

「あみ」は、
においやはだざわり、
てのあくりょく、むねのだんりょく、
ねっき、ためいき、
そんな「いぶき」が
すくって
のこす、
チカラだったのではないか

   きゅうきょくてきには、
  だえきの「しぶき」かもしれませんよ
 ひとの「いぶき」は

シュッーと、
ふきつける
こすりあわせる
どこか、きずつくようなきがしていました
こころが、きずつくようなきがしていました

たったひとつを
しょうどくしようとして、
あたまとこころの
あなたを、
けして

いたのだっけ?
わたしだって

神奈川・横浜
新井高子