[ 完売 ] 7/7(木) ジェフリー・アングルス訳『伊藤比呂美・平田俊子・新井高子英訳詩集』記念朗読会を開催します

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満員御礼
ありがとうございます。
定員に達したため予約締切となりました。
完全予約制につき予約外の方は入場できません。

Support Your Local Poet Meeting 番外編
ジェフリー・アングルス訳『伊藤比呂美・平田俊子・新井高子英訳詩集』記念朗読会

Vagabond_Press_Asia_Pacific_9_Front_cover_1024x1024 この夏、日本現代詩の翻訳家として、いま最も活躍しているジェフリー・アングルスが手掛けた英訳詩集『Poems of Hiromi Ito, Toshiko Hirata & Takako Arai』、すなわち、いま最も強力な女性詩人、伊藤比呂美、平田俊子、新井高子のアンソロジーが、バガボンド・プレスから出版されます。それを記念して、日英バイリンガルで朗読会を行う運びとなりました。七夕にふさわしい、輝く夜になることでしょう。貴重な頒布の機会でもあります。英訳詩集に関心のある方のご来場を特に歓迎します。

 この催しは、文学活動を柱にした熊本地震支援にも協力します。

日時:2016年7月7日(木) 19:00〜21:00 (開場 18:30)
会場:スパイラルルーム (スパイラルビル9F) 東京都港区南青山5-6-23
出演:J・アングルス、伊藤比呂美、平田俊子、新井高子
料金:1,500円 (定員40名)
予約:info@oblaat.jp
「バイリンガル朗読会」を予約希望とご記載の上、お名前とメールアドレスをお願いします。
主催:オブラート
協力:スパイラルスコレー
アクセス:銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前。
http://www.spiral.co.jp/a_map/

ジェフリー・アングルス (Jeffrey Angles)
西ミシガン大学准教授。主な著書に『Writing the Love of Boys』(2011)、英訳書に多田智満子詩集『Forest of Eyes(眼の森)』(2010、日米友好基金日本文学翻訳賞、ランドン翻訳賞)、伊藤比呂美詩集『Wild Grass on the Riverbank(河原荒草)』(2014)、高橋睦郎自伝小説『Twelve Views from the Distance(十二の遠景)』(2012)など。日本語による詩作も展開。http://internationaldateline.tumblr.com/

伊藤比呂美 (Hiromi Ito)
80年代に「女性詩」ブームを引き起こし、その後、詩・小説・エッセイ・絵本・翻訳と幅広いジャンルで活躍。長編詩『河原荒草』(2005)で第36回高見順賞受賞、『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』(2007)で第15回萩原朔太郎賞受賞。

平田俊子 (Toshiko Hirata)
詩集に『ラッキョウの恩返し』(1984)、『(お)もろい夫婦』(1993)、『宝物』(2007)など。『ターミナル』(1997)で第39回晩翠賞受賞。『詩七日』(2004)で第12回萩原朔太郎賞受賞。小説『二人乗り』(2005)で第27回野間文芸新人賞受賞。最新詩集は『戯れ言の自由』(2015)。

新井高子 (Takako Arai)
第2詩集『タマシイ・ダンス』(2007)で第41回小熊秀雄賞受賞。最新詩集は、群馬県桐生市の生家を思わせる織物工場を舞台に繰り広げられる『ベットと織機』(2013)。詩と批評の雑誌『ミて』編集人。http://www.mi-te-press.net/


Reading Celebrating the Publication of Poems of Hiromi Ito,
Toshiko Hirata & Takako Arai, translated by Jeffrey Angles

This summer, Vagabond Press is publishing Poems of Hiromi Ito, Toshiko Hirata & Takako Arai, an anthology that brings together the works of three of Japan’s most important women poets in the English translations of Jeffrey Angles. On July 7, 2016, we will hold a bilingual poetry reading in both Japanese and English to celebrate the publication of this important collection. Please come celebrate a star-studded evening of poetry with us! Copies of the book will be for sale, and so friends interested in purchasing copies are encouraged to come. Also, we will be raising money for the revival of Kumamoto after the April 2016 earthquakes with an emphasis on literature.

*英訳詩集の詳細、訳者・詩人の略歴(英語)は、下記をご参照ください。
For more information on the anthology, please see the following URL.
Poems of Hiromi Itō, Toshiko Hirata <br>& Takako Arai <br>(Asia Pacific Series)




6/24(金) 第9回 Support Your Local Poet Meeting 永方佑樹 開催のお知らせです

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「詩人が生まれる方法――永方佑樹新詩集『√3』刊行記念」

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『√3』(思潮社)掲載詩より
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あの
スチールのように
しめっぽくてるあたりから 
しっとりとぬれそぼった
オキシジェンがほどけるように 
はがれていったもの
( cosθ+sinθ「ピグメントのいぶき」)

けぶる はなてりからやわらかに むかれてゆくかおりが 
ほのかに ただようぬくもりになぞられると つまれてゆく。
うるむ はなびらはほぐれ、はなれながらえだ木をさする、
はなふりは むせ。
( cosθ「はるけぶり」)

営み という連続から意味が
躍動 と共に剥がれ落ちると
単色 に凝固しひしめくだけの環境 に過ぎなく
なってゆくたび 浮かび上がるたった一つの
( tanθ+cosθ 「律動分子のみじろぎ」)

古典詩歌を三角関数を使って現代詩に昇華させた詩集『√3』。この稀有な詩集の成立を、装幀を担当した詩人カニエ・ナハとともに振り返りながら、詩人永方佑樹の誕生を見届ける!

日時:2016年6月24日(金)19:00-21:00(開場18:30)
会場:スパイラル9F「スパイラルルーム」
料金:1,500円
定員:40名
主催:オブラート
協力:スパイラルスコレー
会場アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前。もしくはB3出口より渋谷方向へ1分。http://www.spiral.co.jp/a_map/

【ご予約】
info@oblaat.jp までご氏名をお知らせください。永方佑樹の回ご希望の旨明記をお願いします。

【出演者プロフィール】

永方佑樹
1976年東京生まれ。パリ第8大学大学院社会学部登録中に書店で手にした『枕草子』に感銘を受け、改めて日本の文学と文学表現を学ぶため帰国。慶應義塾大学大学院文学研究科国文学専攻にて古典日本文学を研究。2012年『ものさびしの、ハナ』(土曜美術社出版販売)。同年第21回詩と思想新人賞受賞(受賞時、永方ゆか)。

ゲスト=カニエ・ナハ(1980年神奈川県生まれ。2016年、詩集『用意された食卓』(私家版、2015年)で第21回中原中也賞受賞)




4/22(金) 第8回 Support Yor Local Poet ドリアン助川×新井高子 開催のお知らせです

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ドリアン助川&新井高子「ぎょぎょ! 土地ことばが詩になるの?」

「叫ぶ詩人の会」結成から独自の詩ロードをひた走ってきたドリアン助川、インディーズ詩誌「ミて」を基地に、ことばのエンジンをぶっ放す新井高子による、異色セッション!
神戸育ちのドリアン、桐生生まれで東北弁修業中の新井が、「土地ことばって何だろう?」をテーマに、自作朗読とトークをします。
新しい詩の響きがつぎつぎ湧き出す夕べへ、「ようこそ!」

日時:2016年4月22日(金)19:00-21:00(開場18:30)
会場:スパイラル9F「スパイラルルーム」
料金:1,500円
定員:40名
主催:オブラート
協力:スパイラルスコレー
会場アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前。もしくはB3出口より渋谷方向へ1分。http://www.spiral.co.jp/a_map/

【ご予約】
info@oblaat.jp
「ドリアン×新井」を予約希望とご記載の上、お名前とメールアドレスをお願いします。定員40名に達し次第締め切り。

【出演者プロフィール】
ドリアン助川(どりあん すけがわ)
詩人、作家、歌う道化師など多方面を彷徨。小説『あん』(ポプラ文庫、映画「あん」(河瀬直美監督)原作)。
新刊は小説『あなたという国 ニューヨーク・サン・ソウル』(新潮社)

新井高子(あらい たかこ)
詩人。詩と批評の雑誌『ミて』編集人。詩集『タマシイ・ダンス』(未知谷、小熊秀雄賞)、『ベットと織機』(未知谷)。大船渡で石川啄木の短歌を土地ことばに訳すプロジェクトを展開中。




3/25(金) 第7回 SYLP Meeting 谷郁雄 開催のお知らせです

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第7回 Support Your Local Poet Meeting 谷郁雄
「どのように生きていくのかどのように書いていくのか詩人と歌人」

「夕日」

スマホ以外
何も
見ようとしない人たちに

みなさん
ほら
夕日があんなに
きれいですよと
教えたい気持ちを

じっと
がまんする
寂しさ

「雑踏」

花は
世界に向かって
見開かれた目

やっと
咲き始めた
我が家のランの花は
黙って
ぼくらの会話を聞いている

地下鉄の話
カフェや
駅のトイレや
人でごったがえす雑踏の話

聞きながら
思っている

一度でいいから
街に出て
「雑踏」とやらを
この目で見てみたいと

Poet:谷郁雄
Guest:枡野浩一(歌人)

詩と短歌。ジャンルは違えど、表現者として互いに刺激し合い、友情を深めてきた詩人と歌人による本音トークと朗読ライブ!一瞬輝くことは簡単だが人生は長い。では、どうしたらいいのか?
谷郁雄の新詩集『恋人募集中』(写真・小野啓 青土社)刊行記念イベント。

日時:2016年3月25日(金)19:00-21:00(開場18:30)
会場:スパイラル9F「スパイラルルーム」
料金:1,500円
定員:40名
主催:オブラート
協力:スパイラルスコレー
会場アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前。もしくはB3出口より渋谷方向へ1分。http://www.spiral.co.jp/a_map/

【ご予約】
info@oblaat.jpまで、お名前と、谷郁雄の回予約希望の旨、メールをお願いします。定員40名に達し次第締め切り。

【出演者プロフィール】
谷郁雄(たに・いくお)
1955年三重県生まれ。詩人。ホンマタカシやリリー・フランキーなど、さまざまな写真家や表現者とのコラボで多数の詩集を刊行。著書は30冊を超える。前作『バンドは旅するその先へ』(雷鳥社)ではクリープハイプの尾崎世界観とのコラボが話題になった。

枡野浩一(ますの・こういち)
1968年東京うまれ。歌人。写真短歌集『歌』(雷鳥社)、短歌小説『ショートソング』(集英社文庫)、詩集『くじけな』(文藝春秋)など著書多数。高校国語教科書(明治書院)に短歌掲載中。阿佐ヶ谷「枡野書店」店主。




2/26(金) 第6回 SYLP Meeting 白井明大 開催のお知らせです

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第6回 Support Your Local Poet Meeting 白井明大
「生きようと生きるほうへ」

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『生きようと生きるほうへ(思潮社)』掲載
表題詩「生きようと生きるほうへ」より
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生きる
白井明大

なぜ逃げた と言われたことが何度かある
生きたかったからと
正直に答えることはためらわれた

逃げたくても逃げられない人が大勢いるのに
自分だけ助かればそれでいいのかと
語気に含んでいるように聞こえた

時間をかけて少しずつ
話せたことはある
たがいにたまらなく怒りに流され
すれ違いに終わったこともある

なぜ逃げたのか

生きたかったから
いのちが何より大事だと思うから

子を思って沖縄へ行きたいと妻が言ったとき
その場で行こうと決めた
ほかに何か大切なものでもあるかのように
一瞬すら迷いたくなかった

それは子のためばかりではない
大人のいのちも大事なことに変わりはない

いのちの勘定をするときに
自分のことを抜きにしても
自分のことだけ考えても
勘定はどこかで合わなくなる

けれど前日
原発事故が始まってたった四日目の月曜には
ぼくは仕事へ向かっていて
逃げるほどのことじゃないと
いつもどおりにふるまう電車のなか
海外へ帰るらしき人が
大きなトランクを抱えながら
ずっと身を震わせていたのを覚えている

七日目の午後
羽田を発って
沖縄の叔父の家に着いたとき
心の底から安堵したのを覚えている

なぜこれを食べないのか
なぜこれを飲まないのか
なぜ東京から逃げたのか

なぜマスクをするのか
なぜ風向き予測を気にするのか
なぜ家に帰ってすぐシャワーを浴びるのか
なぜ……

人はある日を境に
町から人がいなくなることに慣れていない

人はずっと慣れ親しんできた生活を
根こそぎ否定しかねない言葉に
いつでも耳を貸せるわけじゃない

自分なりの身の振り方のスタンスを
いったん決めてしまうと
そのスタンスと異なる人を
つい責めたくなってしまうとしたら
それは後々の世まで人の生き方にかかわるほど
深刻なことが起きているさなかに
むき身で放り出されているから

少しなら吸っても食べても平気なのか
いまこの空間に何粒あり どうしたら消せるのか
年五ミリとかそれ以上の場所に住んで大丈夫なのか
放射能には閾値がなくて
人の手には負えない出来事すぎて
答えはまだわからないということしかわからない

けれど
そのわからないことから身を守ろうとするのが
どうして誰かを傷つけることになり
たがいにその傷の痛みをぶつけあうことにばかりなるんだろう

ほんとうは
まだわからないものを口にしないことが
その向こうで困っている人を見捨てることではないと
いつも自分に言い聞かせないと
罪のように思えてくる

生きていい
生きたいと誰もが
願っていい

被災地という言葉が
人と人を分けへだてても
東京なのに
福島じゃないのに
なぜ逃げたといくら言われても

見えない粒がどんなに分けへだてなく
県境など関係なく海も国境も越えて
まき散らされているというのに

海岸通り沿いに黒い袋が道の続くかぎりに並べられながら
家々が流されて残った基礎があちこちにあり
まだ漏れ出ているものが止まらないなか
いわきの海がどれほどまぶしいか

郡山を 会津を 仙台を 宮古を
訪れた数日後には那覇に帰って暮らしているのが
なぜこんなにたまらないか

自然が人の手を離れて
地名が付けられるまえに戻ろうとするものなら
地名とは自然のありかではなく
生きる人のいのちの名であってはいけないだろうか
その人がどこであれ生きるその生活の名であってはならないのだろうか

遠くの町へ移り住む
人のいのちが暮らしの記憶と名といまを持って
生き続ける先で 交わり 生まれ 変わりながら
幸せになってと願う

そしてもしぼくが
この島から思うだけでも
地にとどまり続ける人と
もしもわずかでもつながっていられるものなら
いっそ
体がそばへ行きたがる

ひとりではないと
ひとりでいてはいけないと

まるで自分は
ひとりぼっちではないかのつもりで

むしろ
会って元気をもらうのは
いつもこっちの方だというのに

朝、園の門をくぐってかけていく
きみの手がはなれたあと
見送っては 午後の帰りを迎えるたびに声をかける
いってらっしゃい
おかえり
と毎日そう言いあえる場所が
どこにいようとあるんだと
またきみの手をにぎるために
どんなもっともらしい声明のまえで
自分がとんちんかんなことをやっているように思えてきても
生きたいから生きるんだと
なぜという問いに
うまく答えられなくても
逃げたという言葉が
人を土地に縛りつけようとしても
ぼくの言葉もひとつの声明かもしれないと
おののきを抱えつつ

でもきっと
いまいるここから
生きようと生きるほうへ

Poet:白井明大
Guest:亀岡大助(編集者、元「現代詩手帖」編集長)

東日本大震災後、東京から沖縄に移住した詩人が、その後の歳月とともにある「生」を一冊の詩集にした。その詩集の制作過程を振り返りながら、詩を書くことの意味を問い直す。

日時:2016年2月26日(金)19:00-21:00(開場18:30)
会場:スパイラル9F「スパイラルルーム」
料金:1,500円
定員:40名
主催:オブラート
協力:スパイラルスコレー
会場アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前。もしくはB3出口より渋谷方向へ1分。http://www.spiral.co.jp/a_map/

【ご予約】
info@oblaat.jpまで、お名前と、白井明大の回予約希望の旨、メールをお願いします。定員40名に達し次第締め切り。

【出演者プロフィール】
白井明大(しらい・あけひろ)
1970年生まれ。現在は沖縄在住。詩集に『心を縫う』『くさまくら』『歌』『島ぬ恋』『生きようと生きるほうへ』。著書『日本の七十二候を楽しむ――旧暦のある暮らし』は、旧暦ブームの火付け役となった。

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白井明大さんの運営メディア、SNS関係
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●「無名小説」
詩のホームページ
http://mumeisyousetu.com/
●「白井商店」
写真家當麻妙とのものづくりユニットのサイト
http://utae.mumeisyousetu.com/
●「詩学の友」
詩誌『詩学』アーカイブサイト(発起人)
http://shigaku.org/
●Twitter
https://twitter.com/shirai_poem_bot
●Facebook
https://www.facebook.com/akehiro.shirai

亀岡大助(かめおか・だいすけ)
1975年、東京都生まれ。2015年8月まで「現代詩手帖」編集長。




1/29(金) 第5回 SYLP Meeting 文月悠光 開催のお知らせです

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第5回 Support Your Local Poet Meeting 文月悠光
「いま、詩人、私」

Poet:文月悠光
Guest:金原瑞人(翻訳家、児童文学研究家)

詩人として、つねに新しいステージに向けて自らを更新していく文月悠光。その現在と未来を語りつくす。文学がこの時代を生き抜くために。

日時:2016年1月29日(金)19:00-21:00(開場18:30)
会場:スパイラル9F「スパイラルルーム」
料金:1,500円
定員:40名
主催:オブラート
協力:スパイラルスコレー
会場アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前。もしくはB3出口より渋谷方向へ1分。http://www.spiral.co.jp/a_map/

【ご予約】
info@oblaat.jpまで、お名前と、文月悠光の回予約希望の旨、メールをお願いします。定員40名に達し次第締め切り。

文月悠光(ふづき・ゆみ)
1991年、北海道生まれ。第1詩集『適切な世界の適切ならざる私』で、中原中也賞、丸山豊記念現代詩賞を最年少で受賞。近著に詩集『屋根よりも深々と』。エッセイ、作詞、ラジオ番組での朗読など幅広く活動中。

金原瑞人(かねはら・みずひと)
1954年、岡山県生まれ。400点を超える訳書のほか、エッセイや書評などでも活躍。




12/18(金) Support Your Local Poet Meeting 宮尾節子 開催のお知らせです

151218c時代の言葉ともなった詩「明日戦争がはじまる」。生活とともにある詩を見つめ続けてきた詩人が、あらためて問う、社会とは、生活とは、そして詩とは。

宮尾節子(みやお・せつこ)
埼玉県飯能市在住。詩集に『くじらの日』『ドストエフスキーの青空』『恋文病』『明日戦争がはじまる』など。詩「明日戦争がはじまる」はツイッターを介して、繰り返し紹介され、時代を象徴する作品となった。

Support Your Local Poet Meeting 宮尾節子「詩とともに生きること」

Poets 宮尾節子
Guest 三原由起子(歌人)

日時:2015年12月18日(金) 19:00-21:00 (開場18:30)
会場:スパイラル9F「スパイラルルーム」
料金:1,500円 (1drink)
定員:40名
主催:オブラート
協力:スパイラルスコレー
会場アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前。もしくはB3出口より渋谷方向へ1分。http://www.spiral.co.jp/a_map/

【ご予約】
info@oblaat.jpまで、お名前と宮尾節子の回予約希望の旨、メールをお願いします。定員40名に達し次第締め切り。




第3回 Support Your Local Poet Meeting TOLTA 開催のお知らせです

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第3回 Support Your Local Poet Meeting TOLTA
『現代詩100周年』刊行記念

言葉と詩の未来を追求するヴァーバル・アート・ユニット、TOLTA(トルタ)が、アンソロジー詩集「現代詩100周年」を刊行しました。
TOLTAは、現在日本で書かれているような「詩」が発生したといえるのは、1915年、山村暮鳥が詩集『聖三稜玻璃』が最初と考え、今年を<現代詩100周年>として、それにふさわしい詩のアンソロジーを意図して作られています。
すばらしいです。Support Your Local Poet Meeting でもぜひ紹介したい!ということで、TOLTAによる出版記念イベントを開催します。
トークとパフォーマンスの2部構成の予定です。

Poets:TOLTA(河野聡子、佐次田哲、関口文子、山田亮太)
Guest:新井高子

日時:2015年11月20日(金)19:00-21:00(開場18:30)
会場:スパイラル9F「アンクルハット」
料金:1,500円(1drink)
定員:40名
主催:オブラート
協力:スパイラルスコレー
会場アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前。もしくはB3出口より渋谷方向へ1分。http://www.spiral.co.jp/a_map/

【ご予約】
info@oblaat.jpまで、お名前とTOLTAの回予約希望の旨、メールをお願いします。定員40名に達し次第締め切り。




第2回 Support Your Local Poet Meeting プレゼント情報追加

「身近な詩人を支えよう!」を合言葉に、詩人を招いてゆっくりと朗読とお話しを聞くイベント「Support Your Local Poet Meeting」。
第2回の詩人は三角みづ紀さん。新しい詩集の発刊記念イベントでもあります。
会場でお買い求めの方には、第6詩集からのオリジナル詩片カードをプレゼントします!

三角みづ紀 第6詩集『舵を弾く』(思潮社)
書き下ろし含む35篇を収録
税抜き2,200円、7月30日発売予定

イベント詳細:「第2回 Support Your Local Poet Meeting 三角みづ紀




第2回 Support Your Local Poet Meeting 決定しました

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第2回 Support Your Local Poet Meeting
Support Your Local Poet「身近な詩人を支えよう」を合言葉に、毎回ひとりの詩人を招き、じっくりとお話を聞くミーティングです。第2回は、若手女流詩人ナンバーワンの三角みづ紀さん。ゲストにはこちらも若手女流詩人ナンバーワンの文月悠光さんです。ドキドキしますね。

追記:当日会場で7/30発売の最新詩集『舵を弾く』お買い上げのみなさまにオリジナル詩片カードをプレゼント!

Support Your Local Poet Meeting

第2回 Poet 三角みづ紀 
    Guest 文月悠光
日時:2015年8月7日(金)19:00-21:00(開場18:30)
会場:スパイラル9F「アンクルハット」
料金:1,500円(1drink)
主催:オブラート
協力:スパイラル スコレー
会場アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前。もしくはB3出口より渋谷方向へ1分。http://www.spiral.co.jp/a_map/
お問い合わせ:info@oblaat.jp

三角みづ紀(みすみみづき)プロフィール

詩人。1981年鹿児島生まれ。東京造形大学在学中に詩の投稿をはじめ、第42回現代詩手帖賞受賞。第1詩集『オウバアキル』にて第10回中原中也賞を受賞。第2詩集『カナシヤル』で南日本文学賞と歴程新鋭賞を受賞。書評やエッセー執筆、ワークショップも行っている。朗読活動を精力的に続け、自身のユニットのCDを2枚発表しスロベニア国際詩祭やリトアニア国際詩祭に招致される。2014年、第5詩集『隣人のいない部屋』で第22回萩原朔太郎賞を史上最年少受賞。近著に現代詩文庫206『三角みづ紀詩集』(思潮社)がある。2015年7月末に第6詩集刊行予定。パフォーマンスのための詩作や美術館での展示や作詞等、あらゆる表現を詩として発信している。

関連:第1回 Support Your Local Poet Meeting feat.秋山基夫