news

9/30(金) 第12回 Support Your Local Poet Meeting カニエ・ナハ 開催のお知らせです

160930「いま、まさに、ここにある、タマネギ——カニエ・ナハ新詩集刊行記念」

9月にそれぞれ新詩集/新展示を発表する詩人と彫刻家。2012年以降、コラボレーションを重ねつつ、隣接するフィールドで供走している二人による、《いま、まさに、ここにある、タマネギ》をめぐる対話(+α)。

日時:2016年9月30日(金)19:00-21:00(開場18:30)
会場:スパイラル9F「スパイラルルーム」
料金:1,500円
定員:40名
主催:オブラート http://oblaat.jp/
協力:スパイラルスコレー
会場アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前。もしくはB3出口より渋谷方向へ1分。http://www.spiral.co.jp/a_map/

【ご予約】
info@oblaat.jp までご氏名をお知らせください。 カニエ・ナハの回ご希望の旨明記をお願いします。

【出演者プロフィール】
カニエ・ナハ
1980年、神奈川県生まれ、東京都江東区深川在住。2010年ユリイカの新人、2015年エルスール財団新人賞〈現代詩部門〉、2016年詩集『用意された食卓』(私家版、2015年)で第21回中原中也賞受賞。装幀家として、暁方ミセイ詩集『ウイルスちゃん』(思潮社、2011年)、『ブルーサンダー』(思潮社、2014年)、他多数。

小田原のどか(おだわら・のどか)
1985年、宮城県仙台市生まれ。美術家・彫刻家。主な展覧会に「群馬青年ビエンナーレ2015」(群馬県立近代美術館)、「still moving」(元・崇仁小学校)など。山田亮太詩集『オバマ・グーグル』(思潮社、2016年)の装幀に彫刻《白い影》を提供。




[ 完売 ] 9/24(土) 谷川俊太郎 ✖ 覚和歌子 対詩ライブ Vol.4 開催のお知らせです

160924満員御礼
みなさまありがとうございます。
定員に達したため予約締切となりました。

谷川俊太郎さんと覚和歌子さんが、数行づつ交代で一編の詩を書く「対詩ライブ」。
ライブでの対詩は世界でも初の試み。
目の前で詩が生まれていく真剣勝負を目撃してください。
詩人がいかにして詩を創作するのか。
詩人とはどんな人たちなのか。
詩と詩人を身近に感じられるイべントです。

「対詩」とは、複数の詩人がリレー形式で詩を書いていく「連詩」の2人バージョン。谷川さんと覚さんが一対一、互いの書いた言葉を受けて3行から5行の詩を交互に創作していきます。今回、第4回は、対詩ライブvol.3で書いた詩のつづきから始まります。第1回から3回までの詩はスクリーン上にスクロールして上映する予定です。

当日は、谷川俊太郎さんリクエストの玄米の塩むすび、覚和歌子さんリクエストの玄米の高菜のおにぎりを販売します! お楽しみに。(晴れ豆サイトより)

日時:2016年9月24日(土)開場11:30 開演12:30
会場:代官山「晴れたら空に豆まいて」
晴れ豆サイト内対詩ライブvol.4詳細
晴れ豆FBイベントページ
料金:前売3,000円 当日3,500円 ともに1ドリンク付
主催:オブラート
協力:晴れたら空に豆まいて

整理番号順入場(店頭予約、各種プレイガイド並列入場)
会場は畳敷き(椅子席あり)

【ご予約】
チケットぴあ Pコード:633241
e+
peatix
メール・電話でのご予約(晴れ豆)当日受付清算
ticket@mameromantic.com
tel.03-5456-8880

【出演者プロフィール】

谷川俊太郎:
1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。 1962年「月火水木金土日の歌」で第四回日本レコード大賞作詞賞、 1975年『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、 1982年『日々の地図』で第34回読売文学賞、1993年『世間知ラズ』で第1回萩原朔太郎賞、 2010年『トロムソコラージュ』で第1回鮎川信夫賞など、受賞・著書多数。 詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表。 近年では、詩を釣るiPhoneアプリ『谷川』や、 郵便で詩を送る『ポエメール』など、 詩の可能性を広げる新たな試みにも挑戦している。

覚和歌子:
詩人・作詞家。早大一文卒。多くのアーティストの作詞で作品をCD化。NHK全国学校音楽コンクール課題曲、校歌、合唱組曲等の作詞も多く手がける。92年より国内外各地で自作詩朗読ライブを展開し『朗読するための物語詩』の独自分野で評価を受ける。01年『千と千尋の神隠し』主題歌『いつも何度でも』の作詞でレコード大賞金賞。08年3月、企画・補作・監修した「星つむぎの歌」が土井隆男宇宙飛行士のウェイクアップコールとして大気圏外で使用される。同年5月公開の写真映画『ヤーチャイカ』の原作・脚本・監督(共同監督・谷川俊太郎)をつとめる。09年舞台『届かなかったラブレター』の構成・演出を担当。2012年より震災ドキュメンタリー映画『きょうを守る』の米国各地の上映会に主題歌『ほしぞらとてのひらと』を届け現地との交流を図る。詩集『ゼロになるからだ』(徳間書店)、『海のような大人になる』(理論社)、エッセイ、自唱ソロCDに『青空1号』(04年ソニー)、『カルミン』(09年valb)、『ベジタル』(14年valb)、エッセイ、絵本など著作多数。米国ミドルベリー大学日本語学特別講師。詩作を軸足にマルチな活動を展開。新刊「ポエタロ」(地湧社)、詩集「はじまりはひとつのことば」(港の人)。




8/26(金) 第11回 Support Your Local Poet Meeting 山田亮太 開催のお知らせです

13880331_1746050048991309_6432544915402426949_n
「私たちはいたるところに立っていた——詩集『オバマ・グーグル』刊行記念」
Poet:山田亮太
Guest:金澤一志、大崎清夏

いま、私たちはどこに立ち、どこを向いているのか。ポケモンGOとか、トランプ現象とか、ISとか、改憲とか。でもとりあえず山田亮太の詩集『オバマ・グーグル』を開こう。そしてこの詩集について語り合おう。そういう一夜が、いまたぶん大切なんだ。

日時:2016年8月26日(金)19:00-21:00(開場18:30)
会場:スパイラル9F「スパイラルルーム」
料金:1,500円
定員:40名
主催:オブラート http://oblaat.jp/
協力:スパイラルスコレー
会場アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前。もしくはB3出口より渋谷方向へ1分。http://www.spiral.co.jp/a_map/

【ご予約】
info@oblaat.jp までご氏名をお知らせください。山田亮太の回ご希望の旨明記をお願いします。

【出演者プロフィール】

山田亮太(やまだ・りょうた)
1982年、北海道旭川市生まれ。2006年よりヴァーバル・アート・ユニット「TOLTA」(トルタ)での活動を始める。詩集に『ジャイアントフィールド』(2009年、思潮社)。詩の言葉の可能性を拡張する様々な活動は、ジャンルを超えて注目を集めている。

金澤一志(かなざわ・ひとし)
1959年、東京都生まれ。評論家、エッセイスト、詩人。1980年代から書店に勤務しながらライターとして活動し、美術・写真・デザイン評論、書評、詩歌評論を発表している。編著に『カバンのなかの月夜——北園克衛の造型詩』(国書刊行会)、北園克衛選詩集『記号説』『単調な空間』(ともに思潮社)、エッセイ集に『北園克衛の詩』(思潮社)、詩集に『魔術師になるために』(思潮社)など。

大崎清夏(おおさき・さやか)
1982年生まれ。詩人。2011年、「ユリイカの新人」としてデビュー。2014年、詩集『指差すことができない』で第19回中原中也賞受賞。2015年、リトアニア国際詩祭〈ドルスキニンカイ 詩の秋〉に招聘。「現代詩手帖」にエッセイ、月刊誌「たくさんのふしぎ」ふしぎ新聞に「ふしぎ採集者 ミミメーシス氏の手記」を連載中。最新詩集は『連詩 地形と気象』(左右社、共著)。




7/22(金) 第10回 Support Your Local Poet Meeting 川口晴美 開催のお知らせです

kawaguchiharumi


「虎と詩人と哲学者」
Poet 川口晴美
Guest 稲垣諭(科学哲学者)

入っておいでわたしの虎——高見順賞を受賞した最新詩集『Tiger is here.』の周囲を巡る、詩作と思索が交差するスリリングな言葉の道行き。

日時:2016年7月22日(金)19:00-21:00(開場18:30)
会場:スパイラル9F「スパイラルルーム」
料金:1,500円
定員:40名
主催:オブラート
協力:スパイラルスコレー
会場アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前。もしくはB3出口より渋谷方向へ1分。http://www.spiral.co.jp/a_map/

【ご予約】
info@oblaat.jp までご氏名をお知らせください。川口晴美の回ご希望の旨明記をお願いします。

【出演者プロフィール】
川口晴美(かわぐち・はるみ)
1962年、福井県小浜市生まれ。1985年、第一詩集『水姫』刊行。2010年、詩集『半島の地図』で山本健吉文学賞受賞。著書はほかに『ことばを深呼吸』(共著)、アンソロジー『詩の向こうで、僕らはそっと手をつなぐ。』(編著)など多数。今年(2016年)、最新詩集『Tiger is here.』で高見順賞受賞。

稲垣諭(いながき・さとし)
1974年、北海道生まれ。東洋大学准教授。専門は現象学・環境哲学・リハビリテーションの科学哲学。著書に『大丈夫、死ぬには及ばない——今、大学生になにが起きているのか』など。




[ 完売 ] 7/7(木) ジェフリー・アングルス訳『伊藤比呂美・平田俊子・新井高子英訳詩集』記念朗読会を開催します

160707a

満員御礼
ありがとうございます。
定員に達したため予約締切となりました。
完全予約制につき予約外の方は入場できません。

Support Your Local Poet Meeting 番外編
ジェフリー・アングルス訳『伊藤比呂美・平田俊子・新井高子英訳詩集』記念朗読会

Vagabond_Press_Asia_Pacific_9_Front_cover_1024x1024 この夏、日本現代詩の翻訳家として、いま最も活躍しているジェフリー・アングルスが手掛けた英訳詩集『Poems of Hiromi Ito, Toshiko Hirata & Takako Arai』、すなわち、いま最も強力な女性詩人、伊藤比呂美、平田俊子、新井高子のアンソロジーが、バガボンド・プレスから出版されます。それを記念して、日英バイリンガルで朗読会を行う運びとなりました。七夕にふさわしい、輝く夜になることでしょう。貴重な頒布の機会でもあります。英訳詩集に関心のある方のご来場を特に歓迎します。

 この催しは、文学活動を柱にした熊本地震支援にも協力します。

日時:2016年7月7日(木) 19:00〜21:00 (開場 18:30)
会場:スパイラルルーム (スパイラルビル9F) 東京都港区南青山5-6-23
出演:J・アングルス、伊藤比呂美、平田俊子、新井高子
料金:1,500円 (定員40名)
予約:info@oblaat.jp
「バイリンガル朗読会」を予約希望とご記載の上、お名前とメールアドレスをお願いします。
主催:オブラート
協力:スパイラルスコレー
アクセス:銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前。
http://www.spiral.co.jp/a_map/

ジェフリー・アングルス (Jeffrey Angles)
西ミシガン大学准教授。主な著書に『Writing the Love of Boys』(2011)、英訳書に多田智満子詩集『Forest of Eyes(眼の森)』(2010、日米友好基金日本文学翻訳賞、ランドン翻訳賞)、伊藤比呂美詩集『Wild Grass on the Riverbank(河原荒草)』(2014)、高橋睦郎自伝小説『Twelve Views from the Distance(十二の遠景)』(2012)など。日本語による詩作も展開。http://internationaldateline.tumblr.com/

伊藤比呂美 (Hiromi Ito)
80年代に「女性詩」ブームを引き起こし、その後、詩・小説・エッセイ・絵本・翻訳と幅広いジャンルで活躍。長編詩『河原荒草』(2005)で第36回高見順賞受賞、『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』(2007)で第15回萩原朔太郎賞受賞。

平田俊子 (Toshiko Hirata)
詩集に『ラッキョウの恩返し』(1984)、『(お)もろい夫婦』(1993)、『宝物』(2007)など。『ターミナル』(1997)で第39回晩翠賞受賞。『詩七日』(2004)で第12回萩原朔太郎賞受賞。小説『二人乗り』(2005)で第27回野間文芸新人賞受賞。最新詩集は『戯れ言の自由』(2015)。

新井高子 (Takako Arai)
第2詩集『タマシイ・ダンス』(2007)で第41回小熊秀雄賞受賞。最新詩集は、群馬県桐生市の生家を思わせる織物工場を舞台に繰り広げられる『ベットと織機』(2013)。詩と批評の雑誌『ミて』編集人。http://www.mi-te-press.net/


Reading Celebrating the Publication of Poems of Hiromi Ito,
Toshiko Hirata & Takako Arai, translated by Jeffrey Angles

This summer, Vagabond Press is publishing Poems of Hiromi Ito, Toshiko Hirata & Takako Arai, an anthology that brings together the works of three of Japan’s most important women poets in the English translations of Jeffrey Angles. On July 7, 2016, we will hold a bilingual poetry reading in both Japanese and English to celebrate the publication of this important collection. Please come celebrate a star-studded evening of poetry with us! Copies of the book will be for sale, and so friends interested in purchasing copies are encouraged to come. Also, we will be raising money for the revival of Kumamoto after the April 2016 earthquakes with an emphasis on literature.

*英訳詩集の詳細、訳者・詩人の略歴(英語)は、下記をご参照ください。
For more information on the anthology, please see the following URL.
Poems of Hiromi Itō, Toshiko Hirata <br>& Takako Arai <br>(Asia Pacific Series)




6/24(金) 第9回 Support Your Local Poet Meeting 永方佑樹 開催のお知らせです

nagae

「詩人が生まれる方法――永方佑樹新詩集『√3』刊行記念」

--------------------
『√3』(思潮社)掲載詩より
--------------------

あの
スチールのように
しめっぽくてるあたりから 
しっとりとぬれそぼった
オキシジェンがほどけるように 
はがれていったもの
( cosθ+sinθ「ピグメントのいぶき」)

けぶる はなてりからやわらかに むかれてゆくかおりが 
ほのかに ただようぬくもりになぞられると つまれてゆく。
うるむ はなびらはほぐれ、はなれながらえだ木をさする、
はなふりは むせ。
( cosθ「はるけぶり」)

営み という連続から意味が
躍動 と共に剥がれ落ちると
単色 に凝固しひしめくだけの環境 に過ぎなく
なってゆくたび 浮かび上がるたった一つの
( tanθ+cosθ 「律動分子のみじろぎ」)

古典詩歌を三角関数を使って現代詩に昇華させた詩集『√3』。この稀有な詩集の成立を、装幀を担当した詩人カニエ・ナハとともに振り返りながら、詩人永方佑樹の誕生を見届ける!

日時:2016年6月24日(金)19:00-21:00(開場18:30)
会場:スパイラル9F「スパイラルルーム」
料金:1,500円
定員:40名
主催:オブラート
協力:スパイラルスコレー
会場アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前。もしくはB3出口より渋谷方向へ1分。http://www.spiral.co.jp/a_map/

【ご予約】
info@oblaat.jp までご氏名をお知らせください。永方佑樹の回ご希望の旨明記をお願いします。

【出演者プロフィール】

永方佑樹
1976年東京生まれ。パリ第8大学大学院社会学部登録中に書店で手にした『枕草子』に感銘を受け、改めて日本の文学と文学表現を学ぶため帰国。慶應義塾大学大学院文学研究科国文学専攻にて古典日本文学を研究。2012年『ものさびしの、ハナ』(土曜美術社出版販売)。同年第21回詩と思想新人賞受賞(受賞時、永方ゆか)。

ゲスト=カニエ・ナハ(1980年神奈川県生まれ。2016年、詩集『用意された食卓』(私家版、2015年)で第21回中原中也賞受賞)




4/22(金) 第8回 Support Yor Local Poet ドリアン助川×新井高子 開催のお知らせです

160422
ドリアン助川&新井高子「ぎょぎょ! 土地ことばが詩になるの?」

「叫ぶ詩人の会」結成から独自の詩ロードをひた走ってきたドリアン助川、インディーズ詩誌「ミて」を基地に、ことばのエンジンをぶっ放す新井高子による、異色セッション!
神戸育ちのドリアン、桐生生まれで東北弁修業中の新井が、「土地ことばって何だろう?」をテーマに、自作朗読とトークをします。
新しい詩の響きがつぎつぎ湧き出す夕べへ、「ようこそ!」

日時:2016年4月22日(金)19:00-21:00(開場18:30)
会場:スパイラル9F「スパイラルルーム」
料金:1,500円
定員:40名
主催:オブラート
協力:スパイラルスコレー
会場アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前。もしくはB3出口より渋谷方向へ1分。http://www.spiral.co.jp/a_map/

【ご予約】
info@oblaat.jp
「ドリアン×新井」を予約希望とご記載の上、お名前とメールアドレスをお願いします。定員40名に達し次第締め切り。

【出演者プロフィール】
ドリアン助川(どりあん すけがわ)
詩人、作家、歌う道化師など多方面を彷徨。小説『あん』(ポプラ文庫、映画「あん」(河瀬直美監督)原作)。
新刊は小説『あなたという国 ニューヨーク・サン・ソウル』(新潮社)

新井高子(あらい たかこ)
詩人。詩と批評の雑誌『ミて』編集人。詩集『タマシイ・ダンス』(未知谷、小熊秀雄賞)、『ベットと織機』(未知谷)。大船渡で石川啄木の短歌を土地ことばに訳すプロジェクトを展開中。




3/25(金) 第7回 SYLP Meeting 谷郁雄 開催のお知らせです

946469
第7回 Support Your Local Poet Meeting 谷郁雄
「どのように生きていくのかどのように書いていくのか詩人と歌人」

「夕日」

スマホ以外
何も
見ようとしない人たちに

みなさん
ほら
夕日があんなに
きれいですよと
教えたい気持ちを

じっと
がまんする
寂しさ

「雑踏」

花は
世界に向かって
見開かれた目

やっと
咲き始めた
我が家のランの花は
黙って
ぼくらの会話を聞いている

地下鉄の話
カフェや
駅のトイレや
人でごったがえす雑踏の話

聞きながら
思っている

一度でいいから
街に出て
「雑踏」とやらを
この目で見てみたいと

Poet:谷郁雄
Guest:枡野浩一(歌人)

詩と短歌。ジャンルは違えど、表現者として互いに刺激し合い、友情を深めてきた詩人と歌人による本音トークと朗読ライブ!一瞬輝くことは簡単だが人生は長い。では、どうしたらいいのか?
谷郁雄の新詩集『恋人募集中』(写真・小野啓 青土社)刊行記念イベント。

日時:2016年3月25日(金)19:00-21:00(開場18:30)
会場:スパイラル9F「スパイラルルーム」
料金:1,500円
定員:40名
主催:オブラート
協力:スパイラルスコレー
会場アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前。もしくはB3出口より渋谷方向へ1分。http://www.spiral.co.jp/a_map/

【ご予約】
info@oblaat.jpまで、お名前と、谷郁雄の回予約希望の旨、メールをお願いします。定員40名に達し次第締め切り。

【出演者プロフィール】
谷郁雄(たに・いくお)
1955年三重県生まれ。詩人。ホンマタカシやリリー・フランキーなど、さまざまな写真家や表現者とのコラボで多数の詩集を刊行。著書は30冊を超える。前作『バンドは旅するその先へ』(雷鳥社)ではクリープハイプの尾崎世界観とのコラボが話題になった。

枡野浩一(ますの・こういち)
1968年東京うまれ。歌人。写真短歌集『歌』(雷鳥社)、短歌小説『ショートソング』(集英社文庫)、詩集『くじけな』(文藝春秋)など著書多数。高校国語教科書(明治書院)に短歌掲載中。阿佐ヶ谷「枡野書店」店主。




2/26(金) 第6回 SYLP Meeting 白井明大 開催のお知らせです

10636183_1661286107467704_1519477976980852915_n
第6回 Support Your Local Poet Meeting 白井明大
「生きようと生きるほうへ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『生きようと生きるほうへ(思潮社)』掲載
表題詩「生きようと生きるほうへ」より
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

生きる
白井明大

なぜ逃げた と言われたことが何度かある
生きたかったからと
正直に答えることはためらわれた

逃げたくても逃げられない人が大勢いるのに
自分だけ助かればそれでいいのかと
語気に含んでいるように聞こえた

時間をかけて少しずつ
話せたことはある
たがいにたまらなく怒りに流され
すれ違いに終わったこともある

なぜ逃げたのか

生きたかったから
いのちが何より大事だと思うから

子を思って沖縄へ行きたいと妻が言ったとき
その場で行こうと決めた
ほかに何か大切なものでもあるかのように
一瞬すら迷いたくなかった

それは子のためばかりではない
大人のいのちも大事なことに変わりはない

いのちの勘定をするときに
自分のことを抜きにしても
自分のことだけ考えても
勘定はどこかで合わなくなる

けれど前日
原発事故が始まってたった四日目の月曜には
ぼくは仕事へ向かっていて
逃げるほどのことじゃないと
いつもどおりにふるまう電車のなか
海外へ帰るらしき人が
大きなトランクを抱えながら
ずっと身を震わせていたのを覚えている

七日目の午後
羽田を発って
沖縄の叔父の家に着いたとき
心の底から安堵したのを覚えている

なぜこれを食べないのか
なぜこれを飲まないのか
なぜ東京から逃げたのか

なぜマスクをするのか
なぜ風向き予測を気にするのか
なぜ家に帰ってすぐシャワーを浴びるのか
なぜ……

人はある日を境に
町から人がいなくなることに慣れていない

人はずっと慣れ親しんできた生活を
根こそぎ否定しかねない言葉に
いつでも耳を貸せるわけじゃない

自分なりの身の振り方のスタンスを
いったん決めてしまうと
そのスタンスと異なる人を
つい責めたくなってしまうとしたら
それは後々の世まで人の生き方にかかわるほど
深刻なことが起きているさなかに
むき身で放り出されているから

少しなら吸っても食べても平気なのか
いまこの空間に何粒あり どうしたら消せるのか
年五ミリとかそれ以上の場所に住んで大丈夫なのか
放射能には閾値がなくて
人の手には負えない出来事すぎて
答えはまだわからないということしかわからない

けれど
そのわからないことから身を守ろうとするのが
どうして誰かを傷つけることになり
たがいにその傷の痛みをぶつけあうことにばかりなるんだろう

ほんとうは
まだわからないものを口にしないことが
その向こうで困っている人を見捨てることではないと
いつも自分に言い聞かせないと
罪のように思えてくる

生きていい
生きたいと誰もが
願っていい

被災地という言葉が
人と人を分けへだてても
東京なのに
福島じゃないのに
なぜ逃げたといくら言われても

見えない粒がどんなに分けへだてなく
県境など関係なく海も国境も越えて
まき散らされているというのに

海岸通り沿いに黒い袋が道の続くかぎりに並べられながら
家々が流されて残った基礎があちこちにあり
まだ漏れ出ているものが止まらないなか
いわきの海がどれほどまぶしいか

郡山を 会津を 仙台を 宮古を
訪れた数日後には那覇に帰って暮らしているのが
なぜこんなにたまらないか

自然が人の手を離れて
地名が付けられるまえに戻ろうとするものなら
地名とは自然のありかではなく
生きる人のいのちの名であってはいけないだろうか
その人がどこであれ生きるその生活の名であってはならないのだろうか

遠くの町へ移り住む
人のいのちが暮らしの記憶と名といまを持って
生き続ける先で 交わり 生まれ 変わりながら
幸せになってと願う

そしてもしぼくが
この島から思うだけでも
地にとどまり続ける人と
もしもわずかでもつながっていられるものなら
いっそ
体がそばへ行きたがる

ひとりではないと
ひとりでいてはいけないと

まるで自分は
ひとりぼっちではないかのつもりで

むしろ
会って元気をもらうのは
いつもこっちの方だというのに

朝、園の門をくぐってかけていく
きみの手がはなれたあと
見送っては 午後の帰りを迎えるたびに声をかける
いってらっしゃい
おかえり
と毎日そう言いあえる場所が
どこにいようとあるんだと
またきみの手をにぎるために
どんなもっともらしい声明のまえで
自分がとんちんかんなことをやっているように思えてきても
生きたいから生きるんだと
なぜという問いに
うまく答えられなくても
逃げたという言葉が
人を土地に縛りつけようとしても
ぼくの言葉もひとつの声明かもしれないと
おののきを抱えつつ

でもきっと
いまいるここから
生きようと生きるほうへ

Poet:白井明大
Guest:亀岡大助(編集者、元「現代詩手帖」編集長)

東日本大震災後、東京から沖縄に移住した詩人が、その後の歳月とともにある「生」を一冊の詩集にした。その詩集の制作過程を振り返りながら、詩を書くことの意味を問い直す。

日時:2016年2月26日(金)19:00-21:00(開場18:30)
会場:スパイラル9F「スパイラルルーム」
料金:1,500円
定員:40名
主催:オブラート
協力:スパイラルスコレー
会場アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前。もしくはB3出口より渋谷方向へ1分。http://www.spiral.co.jp/a_map/

【ご予約】
info@oblaat.jpまで、お名前と、白井明大の回予約希望の旨、メールをお願いします。定員40名に達し次第締め切り。

【出演者プロフィール】
白井明大(しらい・あけひろ)
1970年生まれ。現在は沖縄在住。詩集に『心を縫う』『くさまくら』『歌』『島ぬ恋』『生きようと生きるほうへ』。著書『日本の七十二候を楽しむ――旧暦のある暮らし』は、旧暦ブームの火付け役となった。

------------------
白井明大さんの運営メディア、SNS関係
------------------
●「無名小説」
詩のホームページ
http://mumeisyousetu.com/
●「白井商店」
写真家當麻妙とのものづくりユニットのサイト
http://utae.mumeisyousetu.com/
●「詩学の友」
詩誌『詩学』アーカイブサイト(発起人)
http://shigaku.org/
●Twitter
https://twitter.com/shirai_poem_bot
●Facebook
https://www.facebook.com/akehiro.shirai

亀岡大助(かめおか・だいすけ)
1975年、東京都生まれ。2015年8月まで「現代詩手帖」編集長。




1/29(金) 第5回 SYLP Meeting 文月悠光 開催のお知らせです

859056_1661282900801358_1071564286742330889_o
第5回 Support Your Local Poet Meeting 文月悠光
「いま、詩人、私」

Poet:文月悠光
Guest:金原瑞人(翻訳家、児童文学研究家)

詩人として、つねに新しいステージに向けて自らを更新していく文月悠光。その現在と未来を語りつくす。文学がこの時代を生き抜くために。

日時:2016年1月29日(金)19:00-21:00(開場18:30)
会場:スパイラル9F「スパイラルルーム」
料金:1,500円
定員:40名
主催:オブラート
協力:スパイラルスコレー
会場アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前。もしくはB3出口より渋谷方向へ1分。http://www.spiral.co.jp/a_map/

【ご予約】
info@oblaat.jpまで、お名前と、文月悠光の回予約希望の旨、メールをお願いします。定員40名に達し次第締め切り。

文月悠光(ふづき・ゆみ)
1991年、北海道生まれ。第1詩集『適切な世界の適切ならざる私』で、中原中也賞、丸山豊記念現代詩賞を最年少で受賞。近著に詩集『屋根よりも深々と』。エッセイ、作詞、ラジオ番組での朗読など幅広く活動中。

金原瑞人(かねはら・みずひと)
1954年、岡山県生まれ。400点を超える訳書のほか、エッセイや書評などでも活躍。